Columnデザインしよっ!
わが心のふるさと和歌山。
といっても引きこもり体質な私は親戚以外に知人が一人もいないので、完全なストレンジャーなので、風景に見覚えがある以上のふるさと感はないのですが。。。
家庭の諸般の事情で、小学生の頃は夏休みの大半を和歌山で過ごしていました。もし僕に人並みのコミュニケーション力があったなら、思い出と共に知己の一人や二人・・・つまりは久しく会えば挨拶をする程度の関係性を作れたのだろうけど、僕はどこまでも一人遊びの達人でした。
一人で居ても全く退屈しないのは今も同じで、むしろ一人で居る方が何をしようか悩むくらいだ。そんな僕でも、和歌山県すさみ町を中心とする南部地域には思い入れがある。夏の雨に田んぼの匂いがかき消される中、五右衛門風呂も石油になってもう使わなくなった薪をいつまでも覆っているトタンにうずくまっているアマガエルも、夏休みしか行ったことがないので咲いたところを見たことがない大きなつつじの木も、今はもう記憶の中にしかない。それでも、かの地に立てば今でも当時と同じ匂いが歓迎してくれる。それくらいの思い入れを持っているすさみ町の隣町、白浜に聖福寺というお寺がある。
あるといっても、去年までは知らなかった。
去年、ちょっとしたライフイベントでうっかりYoutubeをよく見る時間があったときに見つけた。いろいろあって座禅を調べていてたどり着いた。
ひとが座禅をネット検索する時なんて、だいたいろくでもないときだ。
もちろん僕も、ろくでもないときだった。
そこのご住職さんがYoutubeにいろいろアップされているのだが、なぜかギターを持ってらっしゃった。そして歌っていらっしゃった。説法的なこともしながら、さだまさしを熱唱してらっしゃった。それがまたくそ上手い。
さだまさしをうまく歌えるってうらやましい!
百聞は一見に如かずということで、ひとつ月一ライブの動画を貼っておきますので是非ご覧ください。
ライブはお説法、座禅タイム、ライブ、おたよりコーナーという構成です。
とにかく僕は一度生で拝見したくて、今一番行きたいライブです。
始まりはユングでしたと書くとなんかかっこいい
「禅」にたどり着くそもそもの始まりは会社員時代にさかのぼります。
たまたまちょっと興味があった心理学の本でユングと仏教の話がでていました。そこから仏教に興味を持ち、ちょっとだけ仏教学的な本を読んだりしていました。
僕はデザインに対する興味とか、人の認知に対する興味とかからその辺の本をあさっていたので、仏教に関しては本当に偶然出会った感じです。
サッパリ意味が分からなかったのですが、それからずっと時間がたって、ハラリのサピエンス全史で仏教に言及しているのを、コメンテータの宮崎哲弥さんが悔しがりながら解説しているのを聞いて興味が再燃しました。
そこからコロナの関係で学生用の動画を一般にも公開してくださっている仏教学者の佐々木閑先生のyoutubeを見るようになり仏教への興味を広げた、その延長線上でのこの動画です。
ちなみ、佐々木先生と宮崎さんは共著「ごまかさない仏教: 仏・法・僧から問い直す」 (新潮選書)があり、2017の出版なので佐々木先生のチャンネルを見る前に僕はこの本を買っていたのに、つい最近までyoutubeの佐々木先生と一致していなかった。最近読み返したら当時は何も理解できていなかったことを理解した。
この本とyoutubeのリンクは下の方に貼っておきます。
てなわけで、仏教への興味と情報量がある程度深まってからの禅でした。
毎日やれば何か変わるかもしれんとおもったけど、3日と続きませんでしたわ!
でも、すっかり聖福寺さんがすきになって、ちょいちょい見ています。
僕的には佐々木先生が解説してくださる仏教観がしっくりくるので、あまりシンボリックに寺院を見たくないのですが、こうやって中の人が見えてくるとこの場に意味があるように思てくる。
いまさらながらに、関係性という我をもとめながらもがいているから、こういう文章も書いてみたくなるんですよね。
本とyoutube
ちなみのちなみに、ハラリが言及しているのは「渇愛」についてであり、これについてはこの本のはじめにで書かれていますので、気になる人は本屋さんでパラパラしてみてください。
本屋にあるかどうか知らんけど。
佐々木閑先生のyoutubeはこちら。
先生の講座やっぱり最初から見て欲しいので最初の動画を貼っておきます。
事例
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